ネコの抜爪 Declaw in America [動物]
私はアメリカで動物看護士をしている「シェイマス」といいます。
アメリカでの生活の方が長いので、変な日本語のところはお許しくださいね・・・
初めて「ネコの抜爪」を耳にするかたのために以前にも書いた記事を新しくアップすることにしました。
アメリカでは「Declaw」といいます。
ここでの全てのデータはアメリカ国内でのものです。
Declawとは直訳すると 爪を取る。そのせいでみなさん「爪だけ」を取るものと思いがちですが 実際は指の第一関節を切り落とすという手術なのです。やり方は主に３つあって、
１：爪きりで切り落とす。
２：手術用のメスで切り落とす。
３：レーザー光線で切り落とす。
もちろん麻酔にかけて行います。レーザー光線で行うと出血も痛みも少なく、早く回復できるとのことですが 結局は指を切り落とすことにかわりはありません。
指を切り落とすことによって 骨と腱、そして神経も切られてしまいます。猫を飼ってらっしゃる方はご存知だと思いますが 猫は手を開いたり閉じたりするのがとても重要なのです。グルーミングをしたり、トイレの砂をかいたり、爪をとぐとき、など。それが腱をきられるとその動きができなくなる場合もあるのです。
アメリカでは猫を飼っている２５％以上のオーナーさんがこの処置を行っています。２００３年のＬＡのアンケートによると そのうちの７５％のケースは病院側からどういうものかという説明もなく、避妊・去勢手術のときに一緒にやりましょう、と勧められての結果。「爪を取る」という響きはそんなに悪いものではありませんからね。中には利益がもっと欲しいがため、Declawのほうも一緒にするなら Declawはお安くしますよ、とまでするところも・・・
さてこうして「爪を取られた」猫ちゃんたちは大丈夫なのでしょうか？まず、手術そのものがとても痛いものなのに ２００２年のアンケートでは４４％の獣医さんは痛み止めを与えなかったそうです・・・これはヒドイ・・・
「爪を取られた」猫たちは噛み付くことが多くなる。ラスベガスのショーに出ていたホワイト・タイガーが全くその例です。大抵は引っかくふりをした警告をだすのですが 爪がないことを知っている彼らは噛み付きます。それでそのトラは警告も無しにいきなりトレーナーの首に噛み付き 重症を負わせました。
犬の噛み傷の方が危ないようですが 犬のは引き裂いた噛み傷です。猫の場合は歯が針のように鋭く とても深くまで入ってしまうのです。猫はグルーミングを頻繁にしていますから 口の中は私達の体の中に入ってきてほしくない ばい菌がいっぱいいます。私の働いている動物病院では猫に噛まれたら どんなに小さな傷でもすぐに病院へ行かされます。小さな噛み傷で入院してしまうこともあるからです。
それから「爪を取られた」猫ちゃんたちは手が痛いので トイレの砂を使うのを嫌がり、してはいけないとこでしてしまいます。私の彼はそういう猫を保健所から引き取ってきました。猫缶の入っていた箱を置いておくとその中でしてくれます。もちろん、そうでない場合もありますが、そこはペットを飼っていたら絶対にあることなので 私達は怒らずに掃除をしています。
それから「爪を取られた」がため、少し気がおかしくなってしまう子達もいます。ストレスもすごいと思います。ストレスによって病気もしやすくなってしまいます。
獣医さんのなかには、Declawか死しかないのならDeclawを選択する、といっています。
もしお年寄りや体の免疫の低い病気のオーナーさんからの要請であればする、といっています。
上にも書きましたが、爪を取られたネコ達は噛み付くことが多くなります。
そしてトイレも使わなくなります。
ネコの噛み傷と家中にしてしまう排泄物の方が、お年寄りや体の免疫の低い病気のオーナーさんへの被害がとても高くなってしまうのです・・・
エイズやHIV感染者の多くの人達が、爪を持ったネコ達と毎日を安全に送っています。
そしてこういうようになってしまった多くのネコ達は保健所送りになってしまいます・・・
私が思うに、猫と爪とはパッケージです。爪があってこそ、猫だと思います。もし爪が長ければ頻繁に切ってあげる。爪とぎを使わせる。爪の上にはめるキャップもあります。
Declawか死か、だけのチョイスではないのです。
もっと「人間性」のある解決方法があるのです。
一度切断してしまった指は元には戻せません・・・
もちろん、何の問題のない場合もあります。
しかしそれは手術のあとではないとわからないのです。
中には一生苦しんでしまうネコ達もいるのです。
こんなギャンブルはしたくありません・・・
しかし、人間の子供と違ってペットは所有物なので オーナーさんがどうしてもDeclawを希望するのなら 誰にも止められません。ただ 「爪を永久に取って」しまう前にDeclawがどういうものか、と少しでも予備知識があれば・・・とここに載せてみました。
今私の住んでいるカリフォルニアでは次々とDeclawが廃止になってきています。
サンタモニカ １０月２７日 廃止
サンフランシスコ １１月３日 廃止
ビバリーヒルズ １１月５日 満場一致で廃止
一番難しいと思っていたロスアンジェルス市でも １１月６日 満場一致で廃止
バークレー １１月１０日 廃止
そしてあと２つの市が廃止にもっていきそうです。
ここまでもってくるのに１０年近くかかりました。
でもロスアンジェルス市会議員さんたち全員が最初にDeclaw廃止に賛成で、いくらロスアンジェルス市が廃止にしても他の市へいって行うのであれば意味なしなので、カリフォルニア州で廃止にしないといけない！とみんながみんないっていたことです。
それから「動物虐待」ともいっていました・・・
１０年前には考えられなかった快挙です・・・
ここまでDeclaw廃止をもってきた私の恩師のジェニー先生のサンタモニカでの熱弁を最後にみてください。
＊これから発言する人達の名前を読み上げています。
市長： ミス・コンラッド 待ってくれていてありがとう。
ジェニー： ハイ、私の名前は、ジェニファー・コンラッド。サンタモニカに住み、サンタモニカで仕事をしている獣医師です。私のまえに発言した（Declaw廃止に反対のひと）への答えはここに書いてあります。読み上げましょうか？
市長： （発言時間２分間と制限されているので）あなたの２分間ですよ。どうぞ。
J: （Declawによる）大きな問題はトイレを使わなくなるのと凶暴性です。この２つはDeclawと大きく関連しています。お願いです。どこからお金がきているかを考えてみてください。
私たちは獣医です。１４人の獣医がここでDeclaw廃止をうったえています。私たちはこの運動で全く利益を得ていません。お金がどうやって係わっているか考えてみてください。どうしてカリフォルニア獣医師協会がDeclaw廃止に反対しているのか？そしてどうして彼等は激しく反対しているのかを考えてみてください。私はねこのことだけを考えています。私は獣医です。獣医になるときに私たちは全員動物を傷つけることはしない、と宣誓して獣医の資格を得ました。お願いですからそれを考えてみてください。どこから彼等の反対意見がでてるいのかを・・・
それからDeclawか死しか選択権が無いというのは間違っています。たくさんの「人間性」のある他の方法があります。どうして他の方法を選択しないのか、なぜDeclawか死しかないと彼等は断言しているのか？そうではないんです。
私の経験からの意見としてはDeclawされたねこのほうが人間に捨てられる確率が高いのです。保健所に捨てられたねこを何匹もレスキューしました。Declawによって精神的におかしくなり捨てられてしまうのです。
お願いですからDeclaw廃止を考えてください。１５００人のDeclaw廃止賛成の署名を集めました。そしてサンタモニカ市内の１４人の獣医もDeclaw廃止を唱えています。お願いですからから私たちのことを聞いてください。そしてDeclawによって収入を得ている獣医たち、私たちは廃止することによって一切の収益もありません。ただただねこのためなのです。
市長： どうもありがとうミス・コンラッド。彼女に質問がありますか？
市会議員： まえに発言した男性の獣医師は＄１５０（約１万五千円）しか取っていないと言っていましたが、この値段は妥当ですか？
J: いいえ、安すぎます。サンフランシスコの獣医は＄４５０～＄９００の値段です。
他にも年間＄７５，０００（７５０万円）Declawだけで収入をあげている獣医から手紙を受け取りました。そして彼の病院にくるすべてのねこにDeclawをすすめているのです。だからDeclawはやめない、とかいていました。
わかりますか？アメリカ獣医師協会はDeclawは最後の最後の手段、といっていましたよね？でもそれは正しくないのです。彼等の収入がどこからきているのかを考えてみてください。
市会議員： ありがとう。
アメリカでの生活の方が長いので、変な日本語のところはお許しくださいね・・・
初めて「ネコの抜爪」を耳にするかたのために以前にも書いた記事を新しくアップすることにしました。
アメリカでは「Declaw」といいます。
ここでの全てのデータはアメリカ国内でのものです。
Declawとは直訳すると 爪を取る。そのせいでみなさん「爪だけ」を取るものと思いがちですが 実際は指の第一関節を切り落とすという手術なのです。やり方は主に３つあって、
１：爪きりで切り落とす。
２：手術用のメスで切り落とす。
３：レーザー光線で切り落とす。
もちろん麻酔にかけて行います。レーザー光線で行うと出血も痛みも少なく、早く回復できるとのことですが 結局は指を切り落とすことにかわりはありません。
指を切り落とすことによって 骨と腱、そして神経も切られてしまいます。猫を飼ってらっしゃる方はご存知だと思いますが 猫は手を開いたり閉じたりするのがとても重要なのです。グルーミングをしたり、トイレの砂をかいたり、爪をとぐとき、など。それが腱をきられるとその動きができなくなる場合もあるのです。
アメリカでは猫を飼っている２５％以上のオーナーさんがこの処置を行っています。２００３年のＬＡのアンケートによると そのうちの７５％のケースは病院側からどういうものかという説明もなく、避妊・去勢手術のときに一緒にやりましょう、と勧められての結果。「爪を取る」という響きはそんなに悪いものではありませんからね。中には利益がもっと欲しいがため、Declawのほうも一緒にするなら Declawはお安くしますよ、とまでするところも・・・
さてこうして「爪を取られた」猫ちゃんたちは大丈夫なのでしょうか？まず、手術そのものがとても痛いものなのに ２００２年のアンケートでは４４％の獣医さんは痛み止めを与えなかったそうです・・・これはヒドイ・・・
「爪を取られた」猫たちは噛み付くことが多くなる。ラスベガスのショーに出ていたホワイト・タイガーが全くその例です。大抵は引っかくふりをした警告をだすのですが 爪がないことを知っている彼らは噛み付きます。それでそのトラは警告も無しにいきなりトレーナーの首に噛み付き 重症を負わせました。
犬の噛み傷の方が危ないようですが 犬のは引き裂いた噛み傷です。猫の場合は歯が針のように鋭く とても深くまで入ってしまうのです。猫はグルーミングを頻繁にしていますから 口の中は私達の体の中に入ってきてほしくない ばい菌がいっぱいいます。私の働いている動物病院では猫に噛まれたら どんなに小さな傷でもすぐに病院へ行かされます。小さな噛み傷で入院してしまうこともあるからです。
それから「爪を取られた」猫ちゃんたちは手が痛いので トイレの砂を使うのを嫌がり、してはいけないとこでしてしまいます。私の彼はそういう猫を保健所から引き取ってきました。猫缶の入っていた箱を置いておくとその中でしてくれます。もちろん、そうでない場合もありますが、そこはペットを飼っていたら絶対にあることなので 私達は怒らずに掃除をしています。
それから「爪を取られた」がため、少し気がおかしくなってしまう子達もいます。ストレスもすごいと思います。ストレスによって病気もしやすくなってしまいます。
獣医さんのなかには、Declawか死しかないのならDeclawを選択する、といっています。
もしお年寄りや体の免疫の低い病気のオーナーさんからの要請であればする、といっています。
上にも書きましたが、爪を取られたネコ達は噛み付くことが多くなります。
そしてトイレも使わなくなります。
ネコの噛み傷と家中にしてしまう排泄物の方が、お年寄りや体の免疫の低い病気のオーナーさんへの被害がとても高くなってしまうのです・・・
エイズやHIV感染者の多くの人達が、爪を持ったネコ達と毎日を安全に送っています。
そしてこういうようになってしまった多くのネコ達は保健所送りになってしまいます・・・
私が思うに、猫と爪とはパッケージです。爪があってこそ、猫だと思います。もし爪が長ければ頻繁に切ってあげる。爪とぎを使わせる。爪の上にはめるキャップもあります。
Declawか死か、だけのチョイスではないのです。
もっと「人間性」のある解決方法があるのです。
一度切断してしまった指は元には戻せません・・・
もちろん、何の問題のない場合もあります。
しかしそれは手術のあとではないとわからないのです。
中には一生苦しんでしまうネコ達もいるのです。
こんなギャンブルはしたくありません・・・
しかし、人間の子供と違ってペットは所有物なので オーナーさんがどうしてもDeclawを希望するのなら 誰にも止められません。ただ 「爪を永久に取って」しまう前にDeclawがどういうものか、と少しでも予備知識があれば・・・とここに載せてみました。
今私の住んでいるカリフォルニアでは次々とDeclawが廃止になってきています。
サンタモニカ １０月２７日 廃止
サンフランシスコ １１月３日 廃止
ビバリーヒルズ １１月５日 満場一致で廃止
一番難しいと思っていたロスアンジェルス市でも １１月６日 満場一致で廃止
バークレー １１月１０日 廃止
そしてあと２つの市が廃止にもっていきそうです。
ここまでもってくるのに１０年近くかかりました。
でもロスアンジェルス市会議員さんたち全員が最初にDeclaw廃止に賛成で、いくらロスアンジェルス市が廃止にしても他の市へいって行うのであれば意味なしなので、カリフォルニア州で廃止にしないといけない！とみんながみんないっていたことです。
それから「動物虐待」ともいっていました・・・
１０年前には考えられなかった快挙です・・・
ここまでDeclaw廃止をもってきた私の恩師のジェニー先生のサンタモニカでの熱弁を最後にみてください。
＊これから発言する人達の名前を読み上げています。
市長： ミス・コンラッド 待ってくれていてありがとう。
ジェニー： ハイ、私の名前は、ジェニファー・コンラッド。サンタモニカに住み、サンタモニカで仕事をしている獣医師です。私のまえに発言した（Declaw廃止に反対のひと）への答えはここに書いてあります。読み上げましょうか？
市長： （発言時間２分間と制限されているので）あなたの２分間ですよ。どうぞ。
J: （Declawによる）大きな問題はトイレを使わなくなるのと凶暴性です。この２つはDeclawと大きく関連しています。お願いです。どこからお金がきているかを考えてみてください。
私たちは獣医です。１４人の獣医がここでDeclaw廃止をうったえています。私たちはこの運動で全く利益を得ていません。お金がどうやって係わっているか考えてみてください。どうしてカリフォルニア獣医師協会がDeclaw廃止に反対しているのか？そしてどうして彼等は激しく反対しているのかを考えてみてください。私はねこのことだけを考えています。私は獣医です。獣医になるときに私たちは全員動物を傷つけることはしない、と宣誓して獣医の資格を得ました。お願いですからそれを考えてみてください。どこから彼等の反対意見がでてるいのかを・・・
それからDeclawか死しか選択権が無いというのは間違っています。たくさんの「人間性」のある他の方法があります。どうして他の方法を選択しないのか、なぜDeclawか死しかないと彼等は断言しているのか？そうではないんです。
私の経験からの意見としてはDeclawされたねこのほうが人間に捨てられる確率が高いのです。保健所に捨てられたねこを何匹もレスキューしました。Declawによって精神的におかしくなり捨てられてしまうのです。
お願いですからDeclaw廃止を考えてください。１５００人のDeclaw廃止賛成の署名を集めました。そしてサンタモニカ市内の１４人の獣医もDeclaw廃止を唱えています。お願いですからから私たちのことを聞いてください。そしてDeclawによって収入を得ている獣医たち、私たちは廃止することによって一切の収益もありません。ただただねこのためなのです。
市長： どうもありがとうミス・コンラッド。彼女に質問がありますか？
市会議員： まえに発言した男性の獣医師は＄１５０（約１万五千円）しか取っていないと言っていましたが、この値段は妥当ですか？
J: いいえ、安すぎます。サンフランシスコの獣医は＄４５０～＄９００の値段です。
他にも年間＄７５，０００（７５０万円）Declawだけで収入をあげている獣医から手紙を受け取りました。そして彼の病院にくるすべてのねこにDeclawをすすめているのです。だからDeclawはやめない、とかいていました。
わかりますか？アメリカ獣医師協会はDeclawは最後の最後の手段、といっていましたよね？でもそれは正しくないのです。彼等の収入がどこからきているのかを考えてみてください。
市会議員： ありがとう。
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シェイマスくん、この説明はすごーくわかりやすいです[チョキ]。
Declawの弊害と不必要性が具体的に伝わってきて、なるほど！と思いました。
ジェニー先生の熱い答弁のウラには、過去10年におよぶ戦いがあったのね。私はこの事実を最初にシェイマスくんから聞いたので、もう虐待以外のなにものでもない、と思ったのだけど、なるほど、現実にはいろいろあるわけだ。
動物は、ひとと違って銃や刃物のように、殺傷する道具を作り出すわけでもなく、身体に与えられた能力だけで生きてるんだから、それを人間の身勝手で一方的に除去したら、そりゃあ動物にとっては一大事だよね。生死にかかわる。
日本の現状は私にはよくわからないけど、獣医さんに直接聞いてみたら知っていたりするのかな？機会があったら情報収集してみるね～♪
by rikuchan (2009-11-13 11:35)
rikuchan大先生様ッ （え？ハクション大魔王みたいだって？）
え？誰だ、今「rikuchan大先生様」のことを「じいさん」って呼んだのは？
いつも、いつも力強いサポートをどうもありがとう・・・[__もうやだ～]
嬉しいよぉ～[__晴れ]
それから nice! まで今回はどうもありがとう～[__揺れるハート]
早くお金ためてLAに遊びにきてね。
ジェニー先生に日本のDeclaw廃止の力強い助っ人の一人、って紹介するからぁ～・・・
で、猪八戒におごらせる・・・
う～ん、早く実現させねば・・・[__爆弾]
by シェイマス (2009-11-13 13:16)
うちの猫ちゃん達にこんなムゴイこと絶対にできません。(怒)
by JC (2009-11-13 23:28)
わ～い、再開おめでと[__かわいい]
ゾクゾク、、、「切り落とす」というところを読んだだけで、鳥肌が立ってきちゃうよ、、、、ほんとに人間って、勝手だね。
動物に発言力があったらどうなるだろうって考えると、すごい恐怖です。
先週、牛がどうやって処理されて店頭に並ぶかというドキュメンタリーを見たんだけど、ゲゲッでした。皮を剥ぐ場面なんか、血も涙もさらさらなく、まあ商品だからしょうがないけど、殺されて吊り下げられるために生まれてくる動物たちのことを思うと、菜食でいこう、、なんて思ってしまうのでありました、、、、
by Maruko (2009-11-14 11:24)
JC, ほんとだよね。
抜爪、耳切、尾切、声帯切、どれも不必要だよね。
医学的には不必要です。
でもどうしてだか一部の人間様は、やってしまうんですよね・・・
需要と供給で、獣医さんもやってしまう。
だからジェニー先生は「違法」にしなければならない、とがんばっているわけです。
あと、オーナーさんたちも「切り落とす」って知らなくてやってしまったり・・・だから教育も大事なんだよね[__晴れ]
by シェイマス (2009-11-14 11:32)
Hey, まるちんッ！
実はシェイマスくんもメキシコで闘牛をみてびっくり・・・
ただ、「オ～レ～、オ～レ～」で終わりだとばっかり思ってたから、剣で刺し殺すっていうのを知らなかったの・・・[__あせあせ]
最初の牛はコロッ、といっちゃったのですが、２番目がもう血を吹いてすごくって、もう大泣きしてしまった・・・
もちろんそれ以上みれなくて、トイレにこもってたよ・・・
でもお国の伝統だからみんなビールを掲げて熱中してた・・・
少し救われたのは、その牛たちは貧しい人達に食べてもらう、ってこと・・・
シェイマスくん的にいえば、動物を使わずに自分たちで自分の体を使ってやってほしい・・・
プロレスもボクシングも好きではないけれど、動物を使った「スポーツ」よりは、ぜんぜんましです。
「ドッグ・ファイト」も残酷だし・・・
シーズンのころは大きな犬がフリーウエイに捨てられてるんだよ[__もうやだ～]
きっと負けた犬でオーナーが治療にお金を使いたくないから、車から投げ捨てたらしいの・・・
これってLAの１０Santa Monica フリーウエイのことだよ！
信じられる？
で、何が言いたかったかといえば、その闘牛をみて「もう、肉なんか食わない！！！私は今日からベジタリアンよぉ～[__パンチ]」って強く心に誓ったの・・・
そして次の日、日本人の友達のお母さんが日本からお見えになって、「いつも娘がお世話になってます」ってビバリーヒルズの超高級ステーキハウスへご招待して下さって・・・
「・・・・・[__あせあせ]」
ハイ・・・ステーキをご馳走になりましたです・・・[__爆弾]
とっても自分が嫌になりました・・・トホホ・・・[__もうやだ～]
by シェイマス (2009-11-14 13:07)
ペットは家族の一員のようなものなのに、こんな残虐な扱いを受けていたんだね。人間の私利私欲のために動物が利用される・・・。
自然のままで共存できるようにしたいよね。
ここまで来るのに10年かかったの？ 利害が絡むと抵抗にあうんだよね。
でも、ここまでになったら、カリフォルニア州で全廃になる日は そう遠くないと思う。[__右斜め上]
by kaychan (2009-11-15 01:45)
kayちん、まさにその通り・・・
ここまでくるのは、とっても大変だった・・・
一度２００３年にウエスト・ハリウッドで、ジェニー先生がアメリカでは初めてDeclawが廃止にしたの。
これはものすごいことで、これで一気に州廃止～～～、って盛り上がったんだけど、２００７年にカリフォルニア獣医師協会の猛反対のため、くつがえされてしまったんだよ・・・
それでまず「いったん廃止になった法律はくつがえせない！」って法律をつくらせてから、たくさんの市会議員さんたちに「Declawはどういうものか」という手紙をおくって、それに興味をしめした人がいれば直接サンフランシスコでもサンタバーバラへでもでかけていってたんだよ。
今回サンタモニカで廃止が決まる直前に、マリブで惨敗したの・・・
ある獣医さんは１６歳の糖尿病のネコでもオーナーさんに頼まれれば、すぐに処置をします、っていったんだよ・・・
え？あんたまず、危険性とかを説明しないの？１６歳、しかも糖尿病なんだよ・・・
もう開いた口がふさがりません・・・
そのすぐあとがサンタモニカだったから、ジェニー先生のあの熱弁、結果を聞くのが怖かった猪八戒、というのもわかるよね・・・
シェイマスくんもがんばって全員の市会議員さんたちに手紙をかいたもん・・・
アメリカに住んでいる日本人として、動物看護士として、ヤクザのかたのつけかたを何の罪もないネコ達にうけさせないで下さい、と懇願しました。
ジェニー先生にものすごく喜ばれました。
だからサンタモニカの勝利はとてもスペシャルだったんだぁ～[__ぴかぴか]
by シェイマス (2009-11-16 02:37)
ベジタリアンにはなれないJCですが
昔に比べたらお肉を食べる量がずいぶん減りました。
20代の頃の1/3くらいかも・・・。
by JC (2009-11-16 12:55)
あ～、I miss JC の手料理・・・
旦那さんの実家でつくられた、おコメとおモチ・・・
あ～、全て美味しかったなぁ・・・
１日３食、食べまくって、しあわせだった・・・
by シェイマス (2009-11-16 17:33)
シェイマスくん、お久しぶりです♪再開嬉し～！
Declawの事、以前シェイマスくんに教えてもらうまで猫を飼ってる身でありながら知らなくて、とっても勉強になりました。
日本では幸いなことに普及してないのかな？今度、かかりつけの獣医さんに聞いてみます[__ひらめき]
人間のエゴとは計り知れないものがありますよね…。でもジェニー先生のような素晴らしい獣医さんがいる事が救いですね。もっともっと、「Declaw廃止」の声が広がり、全面廃止になることを祈ってます[__ぴかぴか]
声帯切で思いだしたんだけど、昔、近所で飼われていた大きなボクサー犬が声帯切られてたなぁ。子供ながらにかわいそうと思いました。その人、飼ってる犬が死ぬとすぐ次の犬を買うんです。おまけに躾ができてないせいでどの犬を飼ってもすごーくウルサイの。しかも複数飼い[汗汗]
声帯切なんてなくなって欲しいと同時に、躾のできる人間に犬（猫も）を飼ってほしいなって思います。
シェイマスくんみたいな人がいっぱいいてくれたら動物たちは幸せになれるね！！
by musk (2009-11-17 16:51)
料理ヘタで(笑)お恥ずかしい限り(x_x;) 私はシェイマス君のチキンスープが食べてみたい～
by JC (2009-11-17 21:36)
muskさぁ～ん、おひさしぶり～[__かわいい]
うん、自分も野生動物のボランティアをはじめるまで知らなかったよ。
そしてジェニー先生に色々教えてもらったんだ・・・[__もうやだ～]
だからお友達、ひとりひとりにでもDeclaw がどういうものか、って教えてくれたらとってもありがたいです。
だってこんなひどいものって知ったらぜったいにしないもんね[__ちっ]
そう、病院で働いていると「オーナー適正試験」（ってないんだけど[__あせあせ]）にちゃんと受かった人だけがペットを飼ってよぉ～～～、って叫びたくなることいっぱいあります・・・[__爆弾]
でも人間の子供を持つ適正試験っていうのさえないんだから、これってちょっと無理だよね・・・？
by シェイマス (2009-11-18 08:17)
え？JC？料理が下手？
そ、そんなぁ～・・・
キミのせいで在日中にあんなに「ムクんじゃった」んだからね・・・[__パンチ]
ところでこっちの感謝祭に遊びにくる計画は・・・？
え？全部お金をコンサートに使っちゃったぁ？？？
by シェイマス (2009-11-18 08:21)
韓流・車・ジェシー・TV と散財の毎日(泣) 貧乏人は辛いッす!!
韓流：イベント多すぎッ
車：去年、シェイマス君が来たとき買い替えたばかりなのに(ローンも残ってる)6月にトラックと激突、また買い換えた～ヒェ～
ジェシー：14年目のジェシー、乳がんらしいです（泣）今、毎日通院中、私の体力もお金も限界に・・・トホホ
TV:そろそろヤバイです。壊れそう・・・。でもＴＶがなくては生きていけないんだよーー！！
by JC (2009-11-21 11:25)
韓流：これって全部に行かなくっても・・・[__あせあせ]
車：これはしかたないけど、前の車は強制的に買わされたんでしょ？将軍ママが払ってくれなくちゃ・・・[__パンチ]
ジェシー：え～？？？乳がん？毎日通院でどういう治療しているの？
TV: これも大抵の家では必要だよね。シェイマスくんも猪八戒も最近TVみてないからぁ・・・もともとの猪八戒の２０歳以上のTVと最近日本へかえった人から＄１０で買った、すんげえでっかいTVがシェイマスくんの部屋でほこりかぶってるんだよ・・・いつでもとりにきてオッケーだよ！
by シェイマス (2009-11-21 12:55)
シェイマスちん、すっごく分かりやすい説明をありがとう！
カリフォルニア州での廃止も出来ると信じてます。
ここまで10年間も闘ってきたんだね。1つのことを成し遂げるのって本当に感動します[__もうやだ～]
これからも応援してるからね[__グッド]それから試験勉強も頑張ってね[__！！]
by liz (2009-11-22 01:25)
lizちぃ～ん、nice! ありがとぉ・・・[__晴れ]
うん、この記事ってライコスのときに書いたもの。
（最近ライコス流り？師匠のとこでも大変なことになってるし・・・？）
初めてDeclawのことを聞く人のために、もういちど書き足してみました。
月曜日と火曜日にもあと２つの市で市会議員会議があります。
月曜日は仕事で無理なんだけど、火曜日にはシェイマスくんもまた参加してくるよッ！応援ありがとね～～～。
・・・試験勉強は・・・[__あせあせ]
by シェイマス (2009-11-22 11:45)