日本人とペットの安楽死 [動物ER日記]

ちょっと今回はシリアス(いつもシリアスですが・・・)でディープです・・・


これは去年のことですが、夜のERシフトで仕事場へ行くと とても激しい発作を起こしている犬がいました。
いくつかの重病を患っているうえ、脾臓に腫瘍(ガンの疑いが強い)があるらしく、血糖値をコントロールするインシュリンをつくりまくって、血糖値がものすごく低くなっているため、激しい発作を何度も起こしていたのです。

テリアのミックスの6キロほどの犬の名前は「鉄」くん。なんどか家の病院に来たことがあります。
鉄ちゃんはもう15歳。先生は手術は高齢と重病のため勧められないし、発作を起こすたびにブドウ糖などを点滴注射してもおさまらないし、なにもしてあげれなくてただただ苦しんでいるのをみているだけだったのです。
こういうもうなにをしても痛みを抑えられない場合は安楽死をすすめるのですが オーナーさんがそれだけは しないでくれ、といわれたそうで 発作のたびに苦しんでケージをかみながら くちのなかを血だらけにしている鉄ちゃんを、なすすべも無くみている私はとても辛かったんです。

それでオーナーさんに日本語で話してみたらきっとわかってくれるとおもい、(英語があまりわかっていなかった、と先生がいっていたので)先生に相談してみたら、もうなにもできないのだからだめもとでやってみよう、とOKしてくれました。そして電話でどれだけ鉄ちゃんが苦しんでいるか、もう薬のきかない状態にまでなっていること、を説明しました。 そうしたらオーナーさんは涙ながらに承諾してくれて、病院へこれから来てくれるとのこと・・・

日本人のオーナーさんのなかには、「安楽死だけはさせたくない!」とおっしゃる方がたくさんいます。
それか「最後は家で逝かせてあげたい。」と退院させる。

「安楽死だけはさせたくない!」というのには、自分が殺してしまうから・・・という考えがあるのでしょうか?
もちろん、健康であって「自分の都合」で安楽死、というケースはうちの病院ではお断りしています。
それは保健所へ行ってください、とお願いしています。
鉄ちゃんのようにどうにもならない場合、手術をしてもどうなるかわからない場合、などには安楽死という方法もあります、と先生が説明しています。

「最後は家で逝かせてあげたい。」これは患者さんの容態が安定であればお家へ帰らせています。
しかし急変したのならばすぐにまた連れてくるか、長いお付き合いのオーナーさんであれば、先生がそちらのお宅まで行って安楽死を行います。

呼吸困難の場合はお家へ帰らせるのを強く反対します。どうしても、という場合はAgainst Medical Advice (医師の助言[忠告・指示]に反して[従わずに])の書類に署名してもらってからお家へ帰らせています。
というのも絶対に苦しむのがわかっているからです・・・

鉄ちゃんのオーナーさんは立ち会わせてもらえないと思い込んでいらっしゃいました。
それで「安楽死には立ち会わせてもらえない」と考えているオーナーさんもいるんだ、と気がつきました。
私は反対に勧めているのです。
特に犬の場合、意識がはっきりしている子達はオーナーさんを探すんです・・・
理由があって立ち会えなかったとは思うのですが、オーナーさんを探す犬をみると余計にかわいそうで辛いです。

安楽死とは、大量の手術用麻酔で心臓を止めるのです。
アメリカでは「Put to sleep」と呼んでいます。(医療用語では「Euthanasia」です。)
まず、少量の麻酔で眠らせて、それから心臓を止める麻酔薬を注入します。
だから本当に眠っている間に天国へいってしまうんです。
それまでとても苦しがっていた子達が最初の麻酔で、あっという間にものすごく楽になるのがよくわかります。
オーナーさんが立ち会わない場合は、最後の麻酔のときに体を撫でてあげながら何度も「いい子だね。」を繰り返して言います。
もちろん毎回涙ボロボロになっちゃってます。
今書いてる間もボロボロです・・・

オーナーさんが立ち会った際に本当に安らかに逝ったペットをみて、「こんなに安らかなものなんだね。私の家族は病院で痛み止めも効かなくなって、苦しんで、苦しみぬいて死んだんだよ。どうして人間にも使えないんだろうか・・・」とおっしゃってらっしゃいました。

私の元彼、アメリカ人、元動物園獣医、は犬を何匹もレスキューして家で飼っていました。近所では馬を飼っているところもあって、庭はとても広かったんです。出会った頃は8頭の犬がいました。そして私と付き合うまでは、自分で彼なりの安楽死をしていたのです。なんと猟銃で撃って逝かせていたのです。それを最初聞いたときには「えええええええ~~~~~??????この子達にはそんなことさせない~~~~~!!!!」とひっくり返るほどびっくりしました。彼としては針で血管をさがすより、銃だとあっという間だ、とのことでした・・・

彼が一番最初にレスキューした犬、ウィルマは彼より私になついていた子で、具合がとても悪くなってしまいました。16歳だったということもあって、彼はもう「時期」だといいました。でも私が帰ってくると、喜んで出迎えてくれたし、私の車に乗って一緒に出かけようとしていたので、私にはその「時期」だとは思えませんでした。
しかし、それから食べ物を食べなくなって、無理やり食べさせると嘔吐してしまい、体はやせぎすになってしまいました。そして脳腫瘍だったのですが、その兆候が出てきました。部屋のコーナーに頭を垂れてずっと立っている、庭をぐるぐると同じところだけを歩く、全く違うウィルマになってしまいました。たった2週間でのことです。そのときには私も「時期」だと、はっきり確信できました。でも頭ではわかっていてもとても辛い決心でした。だけれどもこれ以上良くならないのはよくわかっているし、食べようともしないで、立ち上がるのもやっとのウィルマ。「尊厳」をもっているうちに逝かせてあげなくては、と知り合いの獣医さんに家へきてもらって安楽死させました。

辛いのは逝かせるときもそうですが、逝ってしまった後の方でした。病気のため薬をたくさん飲んでいたウィルマ。餌をあげるのも大変でした。ウィルマがいなくなって初めての犬たちの餌の準備の簡単なこと!このときにはもっと大泣きをしてしまいました。

鉄ちゃんの安楽死の数日後にオーナーさんが私を訪ねていらっしゃいました。
ひとつは私が紹介した動物霊園へ鉄ちゃんを連れて行くときに病院から毛布を借りたのでそれを持ってきたのと、ふたつめは私に日本の風鈴を下さったのです。
「この風鈴が鳴ったら鉄ちゃんがありがとう、って言ってると思ってください。本当にありがとうございました。鉄ちゃんをあれ以上苦しませなくて本当に良かったです。丁寧にご説明して下さって、感謝しています。」
泣かないようにするのに精一杯でした。ドアを閉めた後、涙がダァ~~~とでてしまい、止まらなかったです。

この記事を書くのに何ヶ月もかかってしまいました。
泣いてしまって、頭がこんがらがってきちゃったんです。
でも大事なことだから、とがんばりました。
これはあくまで「私」の感じるアメリカでの安楽死です。
私が今まで接してきたのは、こちらに住んでいる日本人の方達でした。
その体験を書いたのですが、実際の日本でのことはわかりません。
もし間違っていたらごめんなさい・・・

そして「時期」ですが、食べなくなっても、立ち上がれなくなっても治療で良くなることもあります。
何をしても変化がない場合、「目」で語ってくれます。絶対にわかります。そしてわかろうとしてあげて下さい。
それから周りに(獣医さんも含む)「もう逝かせてあげれば?」といわれても、あなたに対してポジティブな反応のある限りは「まだ生きたい!」って言っているんです。もちろんものすごく苦しんでいる場合は違いますが・・・
中には感覚が麻痺してしまって、ペットが苦しんでいるのをオーナーさんの脳が拒否してしまっていて、全く気付かない場合もあります。

遂に(?)元彼になった猪八戒はその良い例でした。彼は口腔顎顔面外科医でありながら、ペットがどんなにやせ細っても、呼吸ができなくなって酸素のケージに入れっぱなしになっても、ガンの末期で立ち上がれなくなって「目」で訴えても全く気付かないのです・・・私はそのたびにペットの代わりに「尊厳」が全くなくならないうちに、とがんばってあげてきました。でも、何匹かは手遅れで病院で入院中に死んでしまいました。このネコ達は全て15歳以上で、いくつかの病気を併発していました。だからいつ死んでしまってもおかしくはなかったんです。でも
医者のくせにdenial(《心理学》否認{ひにん}◆受け入れ難い状況を認めようとしない防衛機制。)のかたまりの彼には「生きて」さえいればよかったようです・・・
そしてペットが死んでしまったのを病院と先生のせいにするんです・・・

人それぞれですが、人間がペットの生死を決められるのです。自然にポックリと逝ければ一番良いのでしょうが、動物の場合は痛みを最後まで隠し通すことができます。痛みだすと手遅れなこともあります。
それから看病する人自信の健康が悪くなってしまっても困りますし・・・
あ~、とても難しい問題ですね・・・

シェイマス




タグ:安楽死
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コメント 43

シェイマス

??? あれレ???
鉄ちゃんの事の分消しちゃったのですか?
でもしっかり読ませていただきましたよ
初めまして のこのこといいます
鉄ちゃんとオーナーさんの15年にわたる長い長いお付き合い
いろんな場面が思い出されるのだろうなぁ 心の交流が種を超えてあったのだろうなぁ と思いながら読ませてもらいました
もうどうしようもなくて苦しいだけなら楽にさせてあげるのも一つの選択ですよね
自分からはなかなか言えない人 いると思います
知識があって信頼できる人から言われると決断できると思いました
そのような判断をする背中を押してくれる言葉を待っていたりもするのではないかと思いました
私もペットを飼っているのですが 最後しっかりとみとってあげたいです(うちのぺっトは私を目で追ってくれるだろうか~)
お仕事引き続きがんばってくださいね
お笑いからシリアスまで これからもいろいろなブログ待ってます




by のこのこ (2010-02-15 20:37)


by シェイマス (2010-02-16 00:09) 

シェイマス

のこのこさん、ごめんなさい、この記事一度アップしてからまた手を加えました[__あせあせ]
あ、そしてはじめまして、です。
読んでくださってありがとう。
のこのこさんの一つ前の記事へのコメントをコピペして上にはりました。
わたしの伝えたかったことをわかってくださってありがとうございます。そして

>そのような判断をする背中を押してくれる言葉を待っていたりもするのではないかと思いました

こういう感じ方もあるんですね。こういうように言ってもらえると大変救われます・・・

はい、これからも自分なりに感じたことを書いていくつもりです。
のこのこさんのコメも待ってます[__晴れ]

by シェイマス (2010-02-16 00:11) 

JC

うちも10歳以上の老犬5頭・・・考えちゃうなぁ(泣)
ジェシーだってナナちゃんだってあと何ヶ月生きていられるのか
考えただけで吐きそうになります。
毎日、今日が最後かも(泣)と思いながらジェシーと接している私。
手術後、見た目はいたって元気なんだけどね。
ジェシーは9月がきたら14歳。 フゥ・・・。

ジェシーもナナちゃんも頑張ってるよ~
by JC (2010-02-16 10:20) 

Maruko

泣けるぅ、、、、ティッシュくれ!!!!![__もうやだ~][__たらーっ][__たらーっ]

わたしもパルボで手遅れだったハスキー雑種の安楽死に立ち会いました。
注射の前にピースフルだからと言われてたけど、ゆっくりと瞼が下りていくのを見て、あー、死んでいくと思うと、もうやりきれず、ボロボロ泣きました。生と死って、ほんとに背中合わせなんだって実感したのもそのときです。

生きとし生けるものすべてに死があるのだから、せめて生きている間は真心から精一杯世話をしてあげたいよね。動物でも人間でも、、、

by Maruko (2010-02-16 15:42) 

hirorin

シェイマスさん、語りにくいテーマを、こんな風に記事にしてくれてありがとう。そんなシェイマスさんが、とても素敵だと思いました。
人間も、医療技術が発達するにつれ、尊厳ある死について考えられるようになってきました。私も、さまざまな患者さんや、お年寄りや家族に出会う中で、いろんなことを考えてきましたが、なかなか言葉にしようと思うと難しいな。だから、こんな風に、シェイマスさんの経験を通して感じていることを、一生懸命に記事で伝えてくれること、本当に素晴らしいと思いました。
ありがとう[ラブラブハート]
by hirorin (2010-02-16 22:19) 

シェイマス

JC~, JCのとこのワンコたちは愛情をたくさんもらってて元気だよねッ[__晴れ]
特に一寸のすきをみてガランガラン脱走しちゃってた子とか・・・[__あせあせ]

キミは昔から最後のお別れのことばかりを考えてウルウルばっかしちゃってたけど、ワンコはそのとき、そのときをエンジョイしてるんだから一緒にエンジョイしてあげてね[__わーい]

またみんなに会いたいなぁ・・・

by シェイマス (2010-02-17 00:10) 

シェイマス

まるチン・プリンセス、パピーを見送るのって辛いよね。
まだまだこれから一緒に楽しいことができたのに、って・・・
でも次は健康に生まれかわってくれて、必ず又出会えるよ!

そのときには手の負えない悪がきになっちゃってるかもしれないけど・・・[__がく~]
ワハハ~~~

by シェイマス (2010-02-17 00:15) 

シェイマス

hirorinさん・・・
う~ん、人間の場合は難しいよね・・・
hirorinさんはご本人とも対話しちゃってるし、ご家族とも面識あるしね・・・
ヘビーだなぁ・・・

私はいつも言っているように、こういうお仕事をしているhirorinさんって素晴らしいと思います・・・[__ぴかぴか]
毎日、毎日を大切にしたい、って思うよね[__晴れ]
・・・ってぐうたらばっかりしてるわたしって・・・[__ふらふら]

by シェイマス (2010-02-17 00:22) 

hirorin

シェイマスさん、ヘビーなのは同じだと思うよ^^ それに、私は、そんなにヘビーな場面には立ち会っていないからね。病院は私にはいろんな意味でヘビーすぎて、今のような仕事に身を置いているともいえるしね。
ここで読むお話は、私の想像をはるかに超えてます。ペットの尊厳ある死のためとはいえ、安楽死の場面に立つのは、想像を超えた重みがあると思います[__もうやだ~]

ところで、私の職場にセラピー犬と呼ばれる犬がいるんですが、大きい犬なの。車庫の隣にいるんだけど、私はいつも車に乗るときに、その犬に大変驚かされてドキドキします~~~[__がく~] 吠えるのー。しかも私はいつも犬の存在を忘れてふらふらと歩いてるから、突然柵に乗り出してきて吠えるからひっくりこけそうなくらい驚くことが[__がく~]
セラピーしてるの見たことないんだけど、ほんとにセラピー犬??(笑)訓練は受けてるらしい。社長の犬なんだけどね。
by hirorin (2010-02-17 07:51) 

rikuchan

↑ hirorinさん、それって、hirorinさんの驚き方が面白くて、その犬にからかわれているのでは(笑)。

シェイマスくん、お誕生日おめでとう~!!!
[__バースデー][__バースデー][__バースデー][__プレゼント][__揺れるハート](← すべて気持ちだけですが・・・^_^;)

安楽死は、どの段階でそうと決定するかという基準が、もしかしたらアメリカの方がドライなのか、と思ったことがありました。アメリカ人のごくふつうの家庭(両親に子供2人)を持つ知人が、12歳になるラブの雑種(雌)を安楽死させたと言ったので、理由を聞いたら、足が悪くなって、散歩はおろか、庭に出て用を足すことができなくなり、犬として生きている意味(尊厳)がなくなったから、という回答だったので。まあ、いろいろなことを省略して答えたのかもしれませんが・・・。これだけを聞いたら、大半の日本人は、やっぱり、ええっ!と思うだろうなあ。あと、日本の獣医さんはあまり安楽死を勧めないような気がする。以前、交通事故にあった犬を獣医に運んだら、膀胱破裂で息も絶え絶えだったのに(でも外傷はなく血は一滴も出てなかった)、自宅で看取ってあげてくださいとそのまま返され、何も治療はせず帰りの車の中で息を引き取ったことがあったのだけど・・・。たしか、Tさんちの重い腎臓病のネコちゃんも、最後は家で看取ってくださいと言われたんじゃなかったかなあ。ここらへんは、文化もあるのかな。。

でも、どこの国であっても、やはり最後は獣医さんと飼い主との相互理解が一番重要だと思います。その点で↑の例でのシェイマスくんの電話はすごくありがたいよね。

「目」で語ってくれるっていうのは、感覚的にはすごくよくわかる。シェイマスくんなら、絶対にわかるだろうな、っていうことも。自分もわかる、という自信はあるが、飼い犬だと感情が感覚を狂わせるだろうか・・・?

by rikuchan (2010-02-17 14:35) 

シェイマス

hirorinさん・・・わたしもりくちんと同じようにそのワンコにからかわれているんじゃ・・・って思っちゃったよ・・・[__あせあせ]

うん・・・病院ってヘビーだよね・・・
でも苦しんでいるのを楽にさせてあげられることもできるから、それもペットのためだ、って思っています。

by シェイマス (2010-02-18 00:05) 

シェイマス

りくち~ん、ありがとぉ~。
もう今月は誕生日にかこつけて遊びまわってます・・・[__あせあせ]
昨日はお友達がディナーをつくってくれたし、金曜日と土曜日は飲み会・・・
ワハハ~~~楽しいよぉ~~~

へぇ~、日本の獣医さんは安楽死をあまり勧めないんだぁ・・・
アメリカの全ての病院のことはわかりませんが、うちの病院のほとんどの先生は交通事故で運び込まれた子達にはすぐに痛み止めの注射を打ってあげています。なかには治療費を払えないオーナーさんもいるのですが、この痛み止めの注射は病院が損をしてもやってあげています。これによって呼吸も楽になるし、少しはリラックスできるから・・・

交通事故は外傷よりも内傷が怖いんだよね。だからレントゲンを勧めてとります。
う~ん、りくちんの犬の場合はすぐに痛み止めの注射をしてあげたかったなぁ・・・とくに手の施しようの無い場合は、だったらせめて痛みをなくしてあげよう、って私は思うんだけどなぁ・・・

Tさんのネコちゃんの話にもびっくり・・・
腎臓病って毒素をとるフィルターがちゃんと動いていないってことだから、体の中を毒素がまわっちゃうんだよね。だから点滴でその毒素をまず薄めないといけないんだよね。ネコって犬より水を飲まないから、余計に体に水分が必要なんだ。腎臓病だと気持ちが悪いからご飯も全然食べないし・・・とにかく点滴で水分補給と毒素を薄めて体から排出させるのがポイントなんです。

これでよくなれば腎臓病の餌と皮下注射で水分補給を自宅でやるんだよ。
それでもよくならない重い腎臓病の子なんて余計に水分補給が必要なんだけどなぁ・・・苦しいだろうし・・・

Holisticの病院でも漢方薬、針治療と自宅での皮下注射で水分補給なんだよ・・・

アメリカはすぐに薬を使いすぎ、と思われているようですが、交通事故や重い腎臓病で苦しんでいる子に何もしないよりは、痛みを和らげてあげたい、ってのもよくないのかな・・・?

私がアメリカにきたばっかりのとき、ストレスで生理痛がひどくて起き上がれないほどだったんです。それで日本人の先生が強めのお薬をだしてくれたんだけど、「薬は体に悪い」ってのが頭にあった私は少し躊躇しました。そうするとその先生が「一ヶ月に一度飲んだくらい平気だよ。それよりも薬を飲まないでいるほうが、痛みで体に負担がくるんだよ。」といわれ、ああ、そうか・・・と飲み始め、あのすごい痛みを感じることがなく、とても感謝したのを覚えています・・・

だから私はペットにもできることなら痛みをとってあげたいな、と思うんだ・・・

う~ん、「時期」と「目」で語ってくれるっていうのは、きっとわかると思うよ。だって、一番その子のことをわかっているのって先生じゃなくて、飼い主だもんね・・・「違い」がきっとわかるよ・・・

by シェイマス (2010-02-18 00:46) 

rikuchan

シェイマスくん、いや、単に私が知っている例では、ということで、必ずしも獣医さんがみなそうということではないと思います。

痛みに関しては、私もないほうが絶対にいい派です。ただ、どういう場合に痛み止めを処方してもらえるのかはぜんぜんわからないんだよね。獣医さんに行っても、飼い主のほうから何かを言える知識はほとんど持ち合わせていないのです。患蓄本人じゃないから症状は言えないし(笑)、治療の知識もないし。

今のラッキーちゃんは、まだ1歳弱のころに足に植物の種が入り込んだ(表皮の中にもぐりこんだ状態になった)らしく、足ばかり舐めているので獣医さんに持って行ったら、有無をいわさず全身麻酔を打たれて切開された。そして麻酔のかかったまま帰され(途中で麻酔が切れるから大丈夫といわれた)、車の中で中途半端に麻酔が切れたラッキーちゃんが、寝返りをうちそこねて窒息しそうになり慌てたことがありました。以後、その病院に行って先生の顔を見ると途端に失禁(大・小とも^_^;)、手が付けられなくて獣医さんを変えたのでした。とにかく、ちょっと何かあると大量の薬を出す医者だった(←不信感)。今かかっている獣医さんは60歳くらいのベテラン女医さん。治療を施す前に状態を細かく説明してくれるし、なかなかいい感じです。

長寿の子が増えると、予想しない病気も出てくるだろうし、治療が長引くことも多くなりそうだわ。獣医さんでも、場合によってはセカンド・オピニオンを求めるべき状況が増えるもしれませんね。
by rikuchan (2010-02-19 00:19) 

hirorin

お仕事おつかれさま~~♪
今日は、ちゃんとシェイマスさんの、作ったよ~♪
by hirorin (2010-02-19 00:54) 

シェイマス

りくちん、先生を変えたのは大正解ッ!!!
普通はちゃんと起きて、自分で歩けるまで帰さないって・・・[__あせあせ]
ラッキーちゃんは、きっとそこで怖い思いしたんだね・・・[__もうやだ~]

えっと、こっちのオーナーさんは知らないのに勝手に人間の薬をあげて、余計悪くしちゃうのがたびたび[__ふらふら]
同じ哺乳類の犬とネコでさえ、違う薬を使うのが半々なの。
それに人間の薬をあげちゃって(体で分解できないの・・・)もうこうなると毒と同じ・・・最初の症状はたいしたことなかったのに、その薬のせいで入院や、サイアクのケース死んじゃうこともある・・・
そう、とっても怖いんです。

薬って難しいよ・・・中にはもちろん人間と同じのも使ってるし・・・
犬だけ、馬だけ、って書いてあっても他の動物に使えるものもあるし・・・

あとこっちは換算(?)がややこしい・・・
体重ってパウンドなんだけど、病院ではキロになおします。
そしてもう色んな計量があるから、それもなおさないといけないし・・・
ミリグラム、グレイン、ミリリッター、オンス・・・もっとあるんだよ・・・[__あせあせ]
もう、子供のころからニガテな算数をなんで毎日やらされるのぉ~~~[__どんっ]

by シェイマス (2010-02-19 01:07) 

Maruko

算数ニガテなシェイマスくんに、誕生日のぷれせんと[__プレゼント]。
これ。
http://www.digitaldutch.com/unitconverter/mass.htm

もう悩まないでネッ[__温泉]

by Maruko (2010-02-19 04:46) 

hirorin

ごめんね~シェイマスさん^^
ちょっとできばえが恥ずかしくって、目立たないように、記事の最後にシェイマスさんのサンドイッチ、コソっと付け足して届けたので、分かりにくかったかもー[__あせあせ]
しかも、先に見つけただんなさんが、食べちゃった[__がく~]

お薬の計算、すっごく大変なんだねー。ビックリしました。
職場で、お年寄りで計算問題を好んでやる人がいるのね。
「答え合わせして~」って持ってこられるんだけど、私はほんとに答えがないと、暗算できない[__あせあせ] でもたまに、問題だけコピーして答えがない時が・・・がーん。もちろん、そのときは、全部マルにするの^^
ところで、私を驚かすワンコは、おまぬけな私のことを覚えてるってことなんだね[__ふらふら]
by hirorin (2010-02-19 08:00) 

シェイマス

きゃあ~、hirorinさんッ!
今から見に行くね~~~[__揺れるハート]

by シェイマス (2010-02-19 16:21) 

シェイマス

ぷりんせすッ[__あせあせ]
あ、ありがとよ・・・

by シェイマス (2010-02-19 16:28) 

シェイマス

hirorinさ~ん、や~ん、あのサンドイッチってばデカイ!!!
シェイマスくん好みだぁ~~~い[__揺れるハート]
で、でもダーリンにみつかっちゃったのね・・・[__もうやだ~]
もう、優しいhirorinさんのお気持ちだけで満腹っす[__るんるん]

・・・え?あのワンコですか・・・そ、そうなのかな?
(たった今私が餌をもらったばかりなので、余り正直になれない・・・(?))

by シェイマス (2010-02-19 16:31) 

kaychan

シェイマスさん、遅くなったけど・・・[__ふらふら]。
記事にするのに何カ月もかかったんだね。自分の体験や思いを言葉にする時って何度も何度も読み返して確かめて時間がかかるし、ましてここに書いてくれたことは可哀そうで読んでいても「うっ・・」となることばかり。
思いだして書いていたら泣けて泣けて仕方がないよね。

人間の場合、痛みの激しい末期の家族の姿を見るに忍びなくてモルヒネを投与してあげて欲しいと医師に頼むわけだけど、それは同時にもうこちらの世界へ意識のある人間として戻ってくることはないということに同意しているものね。だけどどこかワンクッションある。
動物の場合は、心臓をとめる麻酔薬を注射するから、直接的だね・・・。
シェイマスさんはそんなシリアスな現場にいるから、たまにはほっと心が休まる時間[__レストラン][__温泉][__音楽][__バー][__レストラン]も作ってねっ!!!


by kaychan (2010-02-23 00:07) 

シェイマス

kayちん・・・わかってくれてどうもありがとう・・・
とても悲しいことだけれど、もう苦しまなくてもよいのだからわたしは「天国へおくってあげる」という思いでおくってあげています。

うん、今月は誕生日なのでもう遊びまくってます!
じつは今Maruチン姫と日本のホテルにいます。
Mちゃんと一緒にディナーして、あしたは温泉なんだよ。

はやくkayちんともエアロしたいよぉ~~~!!!
by シェイマス (2010-02-24 15:11) 

まりな

犬の安楽死について、アメリカと日本の事情などにも言及した記事を探していたところ
このブログを見つけました。大変参考になりました。2年以上前の日付なので、今も更新していらっしゃるのか不明ですが
是非コメントを残させてください。

アメリカ在住です。我が家の推定11歳(8年前に愛護団体から引き取ったので正確な年はわからない)のミックス犬が
4ヶ月前に、左耳奥に大きな腫瘍を認められ、がんと診断されました。
脳の血管に近すぎるため、除去はできない。余命は一年ほどとの宣告でした。

ここ10日ぐらい鼻や口から出血があったり、食欲が衰えてきて、
またウィルマちゃんのように部屋の同じ場所にずっと立っていることが多くなりました。
ずっとアメリカ育ちの夫は「時期が来た」と安楽死を強く主張、
獣医も似たような意見でした。

しかし、ご飯をあげると、量は少ないですが一生懸命食べようとするし、
トイレに行きたいから外に連れて行ってというそぶりなどを見せますし、
「まだ生きたい!」と訴えている気がして、私はまだ時期ではないと思ってしまいます。
ただ確かに体重はぐっと減ってしまっており、シェイマスさんの元彼さんのように
私の脳が麻痺してしまって、苦しんでいるのに気づいていないのか。
何度考えてもわからないのです。
夫には、ご飯を全く食べなくなる、立てない、歩けない、痛みが酷いようだ等
いずれかの症状が出たら、その時は時期だと、自分も安楽死に同意するから、それまでは
様子をみたいと懇願しました。彼は苦しみを長引かせるだけと、未だに私の選択は誤っていると思っているようですが。

目では「まだ生きたい!」と言っていると思う私ですが、本当に時期を見定める難しさに直面しています。
長文失礼致しました。


by まりな (2012-04-18 06:52) 

シェイマス

まりなさん、こんな昔の記事を読んでくださってありがとうございます。
最近はちょっとブログはお休みしていますが、仕事、ボランティア、家のペットと、動物とは毎日接しています。

まりなさんのワンちゃんは癌なんですね・・・
わたしは動物病院でERシフトの看護師をしているのですが、安楽死って本当に難しいです。呼吸ができなかったり、動けなかったり、などの症状まで悪化しているのであれば、大抵のオーナーさんは楽にしてあげたいと希望します。

しかし、それ以前の症状、たとえばまりなさんのワンちゃんの現在の容態でも、まりなさんのご主人のようにこれ以上悪くなる前に逝かせてあげたい、と要望するオーナーさんたちもいます。

そしてわたしやまりなさんのようにまだ食欲があり、自分に気持ちを伝えてくれる限りは一緒にがんばるオーナーさんたちもいます。

そしてdenialになってしまっているオーナーさんたちもいます。

一概にどれが正しいとは言えないんですよね・・・
ちなみに上に書いた鉄ちゃんのオーナーさんのもう一匹のワンちゃんも容態が悪くなりまた病院へやってきました。
このワンちゃんも末期の容態でしたが、オーナーさんは鉄ちゃんを安楽死させたことを今でもものすごく後悔しているので今回は安楽死だけは避けたい、とおっしゃったのです。
そしてこのワンちゃんは家で息を引き取りました。

きっとこのオーナーさんもdenialで、何度も病院に電話をかけてきて「死因はなんなんですか?どうしてああいうふうに死んだんですか?苦しんでいたんですか?」といったような質問をされてきました・・・
病気の説明は何度も生前に先生と一緒に説明したんです。それでもどうしても家に連れて帰る、と言って連れて帰られたんです。

2月にわたしのルームメイトの猫、マグが亡くなりました。腎臓病の末期で心臓病も併発していました。何年も前から血液検査を定期的にして、ずっとモニターしていました。今年に入ってから病状が悪化し、食欲が減退していたのでわたしたちは覚悟していました。そしてわたしの誕生日にわたしがNYへで経った日、ルームメイトの腕の中で息を引き取ったのです。

ルームメイトの犬のブラウニーは約18歳の高齢の犬です。野良犬だったのをレスキューしたので、推定年齢ですが・・・彼女は車に轢かれて足を骨折してびっこをひいていたところをレスキューして、病院へ連れて行き手術をして治したそうです。耳、目が悪くなり、最近では立ち上がるのがつらそうです。昨日病院へ連れて行き血液検査をして、関節の薬を与えて歩くのが楽になるようにしてあげました。

ブラウニーの状態の犬が安楽死で連れてこられることも少なくありません・・・

わたしは2年前から保健所でもパートで看護師の仕事をしています。保健所には全然軽い症状でも金銭的に治療が無理、とか引っ越したので飼えない、などの理由でたくさんの犬や猫が連れてこられます。この保健所では、こういった理由の安楽死で連れてこられた動物でも医療的に治療が可能なら治療をして新しいオーナーさんに引き取られるのを待ちます。もちろん全ての動物を救うことは無理ですが・・・

ごめんなさいものすごく長くなってしまいましたが、安楽死をするのに最適の時期というのはそのペットの容態、その飼い主によって違う、ということを伝えたかったのです。

まりなさん、まりなさんならワンちゃんの時期がわかると思います。そのときがきたら悲しいと思いますが、ワンちゃんとのたくさんのすばらしい時間を思い出してください。
もし誰かと話がしたかったらいつでもここに来てくださってかまいません。
一緒に悲しみを乗り越えて行きましょう。
まりなさん、がんばってワンちゃんを送ってあげてください・・・

by シェイマス (2012-04-19 16:22) 

まりな

シェイマスさん

お忙しい中、心のこもったコメント
本当にありがとうございました。
コメントを書いた頃から、コロ(という名前です)は
腫瘍に圧迫されているのか、
痛みから来るものか呼吸も困難になり、
夜通し2、3分毎に息をしようと頭を上げるため
眠ることもできずになっていました。
下肢が小刻みに震えたままで、
翌日にはご飯も食べなくなりました。
私としては、倒れながらでもまだなんとか
何歩かは歩こうとしているし、自然にその時が来るまで
最後まで看取るべきと主張しましたが、
夫には、痛みで辛い思いをしていて、
呼吸さえ困難な状況を長引かせて
それを強いるのは単なる自己満足、
コロの尊厳を考えろと言われました。
ここまで考え方が違うと、何が正しいのか。
折り合いをつけるのは難しいです。

結局、4/20に永眠させてしまいました。
苦しみからは解放されたとはいえ、
コロがもっと生きていたかったのだったら、
勝手に命を取り上げてしまったわけで、
今も後悔しています。
日本だったら寝たきりになっても看取るべきというのが
主流の考えだと思うのですが、
苦しませるよりは安楽死すべきという
米社会に住んでいるとはいえ、
人間がそれを勝手に決めていいものか。
でも結局自分もそれにのまれてしまったのですが。
どんなに苦しくてもコロが生き抜きたかったなら、
恨んでいるかも...と。
安楽死自体の是非、また安楽死の時期を見極めること、どちらも本当に難しいです。
今でも罪悪感がありますので鉄ちゃんのオーナーさんの
気持ちもよくわかります。
コロがあちらで、先住の動物達や大好きな人達に
囲まれて走り回っていると良いのですが。

マグちゃん、残念でしたね。でもルームメイトさんの
腕の中で自然にその時を迎えられたのは
安心できたと思います。ブラウニーちゃん、
高齢ということもあり大変そうですが
せっかく救われた命、
痛みをあまり感じないで暮らせる事を祈っています。

シェイマスさんやルームメイトさんのように、
真摯に動物達を救うことを第一にされている方達には
本当に頭が下がります。
保健所でもできるだけ多くの子達が新しいオーナーさん
に出逢えることを切に願います。
日々、辛い事も多く目にされるお仕事だと思いますが、
どうぞ今後もご自愛の上、ご活躍ください。

シェイマスさん、本当にありがとうございました。
by まりな (2012-04-25 06:30) 

シェイマス

まりなさん、よくがんばりましたね!
でもね、自分を責めないでくださいね。
コロちゃんはもう苦しみから解放されたんです。
今までずっとかわいがってもらっていて、とても感謝しているはずです。
動物は人間と違って怨んだりはしませんから・・・(笑)

呼吸が苦しいというのはものすごく悪いサインなのです。
私の病院でも呼吸困難なペットが来たら、すぐに酸素を与えて呼吸を助けます。第一プライオリティーです。
それにごはんを食べなくなったというのも悪いサインです。
コロちゃんはこの二つのサインを出していたんですね。
もちろんまりなさんの最後まで看取りたかった、という気持ちもわかります。
でも、コロちゃんとだんなさんは限界までがんばったと思います。
だからコロちゃんきっと感謝してるはずです。
そしてこれからはまりなさんたちのことを見守ってくれるはずです!

私の病院では安楽死の際には二つのお薬を使います。
まず、手術用の麻酔でリラックスさせます。この時点で呼吸困難な動物たちの呼吸がものすごく楽になるんです。それまでものすごく苦しそうだった子達が、とても楽に呼吸をするようになるんです・・・わたしはそれを見るととても救われた気持ちになるんです。これでやっと思いっきり呼吸ができるんだよ、もう苦しくないよ、って心の中で伝えてあげてます。

まりなさん、自分を責めないでくださいね。
コロちゃんはまりなさんと過ごせてものすごく幸せだったと思います。
一生懸命愛してくれたことはコロちゃん分かってますから・・・
どうしても寿命の短いペットたちはわたしたちより先に逝ってしまいます。一緒にすごせる時間って本当に貴重ですね・・・
わたしの7歳の犬はまだまだやんちゃなので、怒ってしまうこともあります。が、そのうちブラウニーのような老後が絶対にやってくるんです。きっとそのときには、若くて、世話を焼かせたころを懐かしく思うと思います・・・

コロちゃんのご冥福を心からお祈りいたします。
(ちなみにわたしが子供のころ飼っていた犬の名前がコロなんです!私が赤ちゃんのころ家の前をうろうろしていて家の子になったそうです。)

by シェイマス (2012-04-27 14:21) 

まりな

シェイマスさん、あたたかいお言葉本当に
ありがとうございます。

シェイマスさんのわんちゃんは7歳なんですね。
お元気で楽しい時間をたくさん過ごされますよう。

今は全てのペット達が病気にならずに、
楽しく年を重ねて
静かに天寿を迎えて欲しいと願うばかりです。

動物を救う、素晴らしいお仕事に就かれていると、
どうしても動物達を苦しみから解放するための
お辛いことに立ち会わなくてはいけないこともあり
色々ご葛藤もおありでしょうが、
是非お仕事頑張って、
より多くの命を救ってあげてください。

お仕事やボランティアなどで大変ご多忙だと
お察ししますが、日本人の方による
動物病院のERや保健所での
実体験が読めるのはとても貴重なので
もしお時間が許せば、不定期でも、
またブログに記事を紹介されてください。





by まりな (2012-05-01 03:24) 

シェイマス

まりなさん、ルームメイトが15年前にレスキューした推定年齢約17歳のブラウニーに肝臓癌と膵臓癌が見つかりました・・・今年に入って食欲が少し減ったのと体重が減ってきたのに加えて、最近はとても疲れやすくなっていて、それに元々貧血気味だったのがひどくなったので病院で2週間前に採血して、今回はレントゲンとウルトラサウンド検査をしました。レントゲンは胸部を撮り、それは何の問題もなかったのですが、腹部をウルトラサウンドでみてみると、すぐに多数の腫瘍がみつかりました・・・

現在は痛み止めの薬と吐き気を抑える薬を与えて、食欲をうながしています。見た目は苦しんでいる様子はありません。でもその時は確実にせまってきています。動物が逝ってしまうのって、このようにわかっていても、突然でも難しいものです・・・ブラウニーが苦しまないように世話をしていきたいです・・・

by シェイマス (2012-05-03 00:26) 

まりな

シェイマスさん、

ブラウニーちゃんの事、本当にいたたまれない思いです。
でも今の時点で痛みによる苦痛がないようであれば、
どうか食べられるだけ食べさせてあげてください。
お散歩もまだ行けているのですか?
少しでも外に行きたい様子なら
体力を消耗させない範囲で歩けるといいですね。
というか専門家のシェイマスさんにこういう事と
言うのもおこがましいのですが。すみません。

本当にどうかブラウニーちゃんが苦痛を感じないよう、
大変だは思いますが、お世話されてください。

何もできませんが、ブラウニーちゃん痛みを感じる事ないよう、
祈らせてください。
どうかできるだけ穏やかに日々を過ごせますよう。

by まりな (2012-05-06 18:46) 

シェイマス

まりなさん、

ブラウニーは強度の尿路感染症も患っていたので、とても強い抗生物質を与えていたのです。食欲が減退してはいたのですが、抗生物質を始める前までは自分で食べていました。先生に相談すると、もう抗生物質を与えて一週間経つので一旦止めて、もう一度月曜日に尿検査をすることにしました。もしよくなっていれば抗生物質は必要無い、とのこと。今日は食べたそうにするのですがまだ自分からは食べないので、手伝って食べさせてあげています。

ルームメイトの家はまあまあ広い裏庭があって、ブラウニーとチビ太は日中ずっと裏庭にいます。チビを散歩に連れ出しますが、この辺りは傾斜の激しい丘陵地なので、ブラウニーにはきつすぎる、と先生に言われたので最近は軽く近所を歩かせるくらいです。チビと私は2時間くらいのハードな坂道ウォーキングを時間のあるときにしています。

夜はコヨーテがいるので2匹とも家の中に入れています。
一度チビは夜中にスカンクのガスをまともに顔にやられて、大変なことがありました(笑)
とても大きなラクーンが現れたこともあります。
この季節はガラガラヘビも出ます。
表玄関に小鳥が巣を毎年作って雛を育てています。
犬に襲われた野生のオポッサムが玄関までわたしをおいかけてきたこともあります。このオポッサムをレスキューしてシェイマスと名付けたのでした。Seamus O'Possum でアイリッシュ・オポッサムってことにしました(笑)

それではまた家の子達のことをお知らせしますね!
心配してくださってどうもありがとうございます。

by シェイマス (2012-05-07 03:53) 

まりな

シェイマスさん

ブラウニーちゃんの尿検査の結果はいかがでした? 
強い抗生物質を飲まなくてすむようになっているといいのですが。
食欲がなかったのもお薬の副作用かもしれませんし、服用しない事で
また食べられるようになっているといいですね。
どうか痛みをあまり感じることなく、穏やかに暮らせますよう。
コロもかなり強い抗生物質をしばらく服用していたのですが、大嫌いだったようで
可哀想でした。

チビ太ちゃん=シェイマスさんの7歳のわんちゃんですか?
広い裏庭とは、わが家は小さなコンド住まいで庭もない生活なので、羨ましいです。
ブラウニーちゃんがあまり長い散歩に行けなくなって残念ですが。

コヨーテやガラガラヘビが出るってびっくりです。
本当に自然に囲まれた環境なんですね。
オポッサムも本物を見た事がないかも...。


by まりな (2012-05-09 04:08) 

シェイマス

まりなさん、

ブラウニーの尿検査は尿培養なので3日待たないといけないんです。
が、2日経った現在、今のところ陰性です!
日曜日と月曜日にはコスコのRotisserie chickenをものすごくよく食べたんですが、火曜日からまた何も口にしなくなって、Syringe Feedingで食べさせています。口に入れると食べてくれるので、まだ助かります・・・
それで今日は食欲促進剤をもらってきました。
食べないと体力が落ちる一方だから・・・

そう、わたしの住んでいるところはLAのダウンタウンから20マイルほどのところなんですが、結構野生動物がいるんですよ!
まりなさんのところにはオポッサムいないんですか???
オポッサムはどこにでもいると思っていたのですが・・・
あ、そういえばコロラドへ引っ越した友達がオポッサムいない・・・と残念がってました(笑)

今日は保健所で仕事で、とっても人懐っこいちょっとおデブのピットブルがいました。妊娠?ってことで病院に連れてこられたのですが、先生は「ただのデブ!」ってことでした(笑)
でも床に転がってお腹をみせてとってもかわいかった!
友達にピットをレスキューする人が何人かいるので連絡しようと思います。

ほとんどのピットは人のことは大好きなんですけど、他の犬や小動物に対して凶暴になる傾向があるんですよね・・・
それにわざと凶暴に育てる人達もいるし・・・(怒)
わたしの友達のピットは猫が大好きでとってもいい子達です。

それではまたうちの子たちや、病院の子達のことお知らせしますね!
もうこちらでは90度を越す暑さの日もありで参ってます。
で、夜は冷えるし・・・(笑)

by シェイマス (2012-05-10 16:36) 

まりな

シェイマスさん

ブラウニーちゃんの尿検査、
そのまま陰性だったと良いのですが。
ごはんを食べてくれないと辛いですよね。
でも口に入れれば食べてくれるのだったら、
希望がありますね。大変だと思いますが...。
食欲促進剤も効果があるといいですが。

ブログの過去記事からチビ太くんの写真拝見しました。
愛らしいわんちゃんですね!
初めは警戒心が強くて、相当ご苦労があったのですね。

私はハワイ在住なので、オポッサムなど米本土で
見かける動物がいないのだと思います。
以前中西部に住んでいた頃はアルマジロも普通にいましたが。

ピットブルは本当に育てる人の責任が重大だと思います。
こちらでも幼児が噛まれる事件などがありました。
きちんとした人が飼い主の場合は、
ものすごくいい子な事が多いですよね。
お友達を通して、良いところに
引き取られることを願っています。

私は今月末帰国することになり、
展覧会や寄席など色々行くのが楽しみです。

そちらは寒暖の差が激しいようですが、
体調くずされませんよう。
by まりな (2012-05-15 09:05) 

シェイマス

まりなさん、

ブラウニーの尿培養は陰性でした!!!
現在は少し自分で食べたりしていますが、カロリーがそれだけでは足りないので一日に何回か口に入れて食べさせています。

チビたんはブラウニーのおこぼれをもらってとても喜んでいます!(笑)
美味しいチキンとか・・・
火曜日に心臓エコーの定期健診をします。

まりなさんはハワイ在住なんですか?
わたしは沖縄出身で、友人がホノルルに住んでいるので3回程オアフには行ったことがあります。
去年はノースショアのTurtle Bay Resortに一泊しました。
スパマッサージが最高でした・・・
カウアイにも行ってみたいなぁ・・・自然がすごそうで・・・

今回は一時帰国なのでしょうか?
日本への里帰りいいですね!
食べ物は美味しいし、色々とエンジョイしてきてくださいね!

by シェイマス (2012-05-20 12:17) 

まりな

ブラウニーちゃん、陰性で良かったですね!
食べる事は本当に大事ですよね。
頑張って食べてほしいです。
私はコロの食欲が落ちてきた時に
元々好き嫌いが多かったので、またそれかと
思って...。もっと早く食べさせる事をしていれば
体力が落ちなかったのではと後悔しています。

チビ太くんのエコーの定期検診、
問題無しでありましたように。
おこぼれもらって喜んでいる様子微笑ましいですね。
チビ太くんもブラウニーちゃんの事
気にかかっている事と思います。

シェイマスさんは沖縄のご出身なんですね。
私は沖縄の食べ物が大好きなので
一度行ってみたいと思いながら、まだ叶わずです。
時々里帰りされてますか?

私はオアフに住んでいるくせにタートルベイも
情けないことにカウアイ島もまだ未踏の地です...。

はい、日本へは里帰りです。
家族や友人に会って
気持ちを切り替えてこようと思います。
ありがとうございます。









by まりな (2012-05-25 03:36) 

シェイマス

まりなさん、

チビのエコーの結果は良かったです。今まで6ヶ月検診を(初回を入れて)3回したのですが、今回は前回とまったく同じで心雑音はかえって小さくなってました!だからこれからは年間検診でかまわないとのことでした!やった!

ブラウニーは小康状態を保ってます。自分で食べるのはチキンとターキーだけなのですが、栄養のある缶フードを60ccのsyringeでforce feedしてます。嫌がらないので楽です・・・

え、まりなさんもオアフ在住なんですか?
う~ん、地元人はあんまり観光スポットには行きませんよね。
わたしはLAに住んでいるのですが、観光スポットなんてぜんぜん行きませんよ(笑)。あ、でもディズニーランドにはちょくちょく行ってます。友達が働いているので、タダで入れてもらったりで・・・(笑)
だってまともに払ったら$50とかだから、無理!(笑)

オアフにはここ2年ほど毎年2月のわたしの誕生日に行ってたのですが、去年の11月に沖縄に何年かぶりに帰って、ちょっと貧乏になって(なんとおバカなことに帰る日にちを間違えて、帰りの飛行機に無駄なお金を使ってしまった・・・涙)今年は無理でした・・・でも一緒に旅行する友達がNY行き(ホテル込み3泊4日)を$500くらいでみつけたので、(しかもタイムズスクエアのど真ん中のヒルトン!)今年はNYでした。

来年はまたオアフに行く予定なので、そのときにはもしかしたらお会いできますか?
まりなさんも、もし本国に来る予定があれば教えてくださいね!

わたしの最近ゲットしたiPhoneには天気のアプリがあって、それにホノルルの天気も入れてあります。今週は80’sですね。
それに湿気もありますよね?
暑さに負けないでがんばってください!

シェイマス

by シェイマス (2012-05-26 12:17) 

まりな

シェイマスさん、

ご無沙汰しておりました。日本から戻りました。
家族や友人と過ごせ、また大好きな上方落語の寄席も
ハシゴしてとても楽しかったです。
ただ国立博物館でのボストン美術展、
平日の朝イチで行ったにも関わらずすごい人でした。

チビちゃんのエコー結果、心雑音が小さくなっていて
良かったですね!
これから年間検診でOKとのことで何よりです。

ブラウニーちゃん、栄養食をスポイトであげても
嫌がらずに食べてくれるのは嬉しいですね。
チキンとターキーもなるたけ沢山食べてほしいですね。

シェイマスさんはLAにお住まいなんですね。
LAからだと国内・海外でもアクセスが良いし
航空便もルートが多い上、スペシャル価格も多そうで
羨ましいです。
NY行き、LAからのAir+ホテルでその値段だったなら、すごいお得ですね。
沖縄で帰る日を間違えられたって、その際、
全額自己負担でチケット買い直しだったのですか?
それは痛かったかも。

来年、オアフにいらっしゃる時は
是非是非お会いしたいです。
お手数ですが、シェイマスさんのところに
メールをお送りする方法
(またはブログ上で公開することなく
こちらに直接メルアドをお知らせ頂く)を
教えて頂けると幸いです。

実は私の帰国中、旦那がわんこを愛護団体から
引き取ってきてました。
私はコロの事をまだ引きずっているので、
もう少し時間が欲しかったのが正直なところですが、
せっかく縁あって来てくれたのだから、
楽しく過ごしてもらえるようにしたいなと。
ちょっとチビ太くんに似ている子です。

by まりな (2012-06-16 03:50) 

まりな

gmailから送ったのですが、
Google tried to deliver your message, but it was rejected by the recipient domain.
で、戻ってきてしまいました。
by まりな (2012-06-16 20:44) 

まりな

月曜に別のメールからも送ってみます。
なので今のところコメントを削除して頂いて構いません。
この掲示板、もっと早くチェックしておけばよかったです。
お手数おかけしてごめんなさい。
by まりな (2012-06-16 20:50) 

まりな

送れなかった分です。

ブラウニーちゃんの事、お悔やみ申し上げます。
せっかく食べていたのに...。
でも痛み止めの薬をもらって、眠っていた状態で永眠されたようで
苦しまなかったのが何よりですが。
長く一緒に居たので、しばらく悲しい気持ちが続いてしまうと
思いますが、痛みのない世界でシェイマスさんやルームメートさんの
事を見守ってくれていると思います。
by まりな (2012-06-16 20:54) 

まりな

シェイマスさん

別のドメイン(フリーメールではない)からもメールを送ってみましたが、再度「受信拒否」で戻ってきてしまいました。
何故でしょう...。

by まりな (2012-06-17 10:25) 

まりな

ありがとうございます。
先ほど全てのアドレスに送ってみましたが、
今のところどれも戻ってきていないようです。
無事受信されていると良いのですが。
また上のは削除されてくださいね。お手数おかけしています。
by まりな (2012-06-17 11:57) 

シェイマス

まりなさん、全部届いてまぁ~す!!!
by シェイマス (2012-06-17 12:21) 

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